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精米HACCP認定取得から1年!経過報告

2018年11月12日

米穀部

JA全農岐阜精米センターでは、2017年8月8日に「精米HACCP認定」を取得しました。認定取得に向けては、これまで取り組んできた現場の活動をHACCPという国際標準に照らして整理し直し、外部に説明できるよう「見える化」を実現しました。今回は「精米HACCPシステム」を1年間運用した成果を報告します。

1.HACCPとは
「Hazard Analysis Critical Control Point」の頭文字をとったもので、“ハサップ”と発音し、「危害分析(HA)・重要管理点(CCP)方式」と訳します。製造工程のあらゆる段階で発生するおそれのある「危害」をあらかじめ「分析」し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じれば、より安全な製品を得られるかという「重要管理点」を定め、これを連続的に監視する方式です。
精米HACCPとは、一般社団法人日本精米工業会が定める「精米HACCP規格」に基づき、「精米の食品安全・品質管理・衛生管理・食品防御」に取り組む「精米工場の管理に特化したHACCP手法」です。

2.HACCP制度化
国際規格HACCP導入における重要なメリットは、国内のみならず、海外にも日本の食品の安全をアピールできることにあります。世界中の人が首都圏に集まる「2020年東京オリンピック・パラリンピック」開催決定も相まって、2016年に厚生労働省は「食の安全に国際標準を」と食品関連企業に対してHACCPを段階的に義務化すると発表しました。そして、先日、HACCPに沿った衛生管理の制度化を含む「食品衛生法等の一部を改正する法律案」が参議院本会議および衆議院本会議で可決されました。今後、改正法が公布され、その後、政令、省令などが公布されることになります。

3.JA全農岐阜の取り組み
精米HACCPシステム導入にあたり、新たに加えた手順は重要管理点の連続的な監視です。JA全農岐阜精米センターでは、次のとおり2箇所を重要管理点としました。

光学選別機(ファイナルソーター)

(1)光学選別機(ファイナルソーター)
危害:ガラス等硬質異物の残存
原因:光学選別機の不良
管理方法:光学選別機に製品を通し、ハザードが許容範囲まで低減されていることを目視で判定すること。
※混入率0.0%以下(製品1トンあたりの重量比)
実施頻度:毎日、各ライン1時間毎に1回

金属検出機

精米業務

(2)金属検出機
危害:金属異物の残存
原因:金属検出機の不良
管理方法:金属検出機にテストピース(試験片)を通し、通過した時にアラームが鳴り、ラインが停止すること。
実施頻度:毎日、始業時および製造ロット切替時および終業時
※上記管理方法は小袋商品(1.4㎏~10㎏)

精米HACCPシステムを運用するには上記の管理方法を、定めた頻度で確認する手順が増えるため、作業の重要性を職員で共有しました。今では「毎日、毎時、ロット毎」管理の必要性を理解して、各自が日々の業務に落とし込んで、業務を遂行するようになり、精米HACCPシステムをあたり前のように理解、運用する中、精米に携わる各職員の安全安心への意識がより高まりました。

今後も、JA全農岐阜精米センターは、国際標準の安全を確保できる精米工場として、生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋となり、長期的・安定的に「安全・安心・良品質」なお米をお届けします。